CONTENTS
  • 天華二胡学院
工房・琴師紹介

北京天華之韻楽器廠

陳新 チン・シン

陳新 チン・シン

15歳で胡琴製作の大家である李永祥氏に師事し、わずか7年で師匠の持つ独特の胡琴製作手法と精神を習得。
以後数々の名製作者を訪れそれぞれの長所を吸収することに努め、20代の若さで多くの二胡制作者の技術と中国南北各派の美学を集約させた二胡を生み出した。
1990年代から、賈鵬芳氏をアドバイザーに迎えて「天華之韻」製作に着手。
中国楽器協会および中国野生動物保護委員会の指示を受けた工房で幾度となく試作、改良を重ねて生み出された二胡は、これまでに多くのコンクール入賞を果たし、世界各国の著名二胡演奏家や、愛好者に愛されている。

賈鵬芳 ジャー・パンファン

賈鵬芳 ジャー・パンファン
  • 東京芸術大学修士課程修了
  • 天華二胡学院主宰
  • 中国音楽家協会二胡学会理事
  • 日本二胡学会副会長

中国中央民族楽団でソリストとして10年間活躍後、88年に来日。作曲家服部克久氏との出会いが転機となり、日本での音楽活動の場を広げる。群を抜く音色の強さと表現力は多方面で注目され、多様なジャンルのミュージシャンとの共演やアルバム制作、映画(「LOVERS」)、CM音楽(JR東海・富士ゼロックス)などに数多く参加。ソロコンサートも日本全国で行う。
94年、来日後初となるアルバムをリリース。その後、中国音楽の枠に留まらない独自の音楽性を進化させたオリジナルアルバムを次々リリースしている。また二胡をアジアだけでなく、世界各国で親しめる音楽に昇華させたいと、海外公演(アメリカ、イタリア、台湾他)も積極的に行い、オリジナルアルバムは日本以外にも多くの国でリリースされ、注目されている。
こうした幅広い演奏活動の一方で、二胡の普及と指導にも力を入れており、学術的知識に裏打ちされた理論と豊富な教授経験に基づく卓越した指導力には定評がある。主編した二胡曲集「二胡を極めよう」(ヤマハミュージックメディア)は、日本の二胡学習者向けの系統的教育教材として、全国各地の教室で活用されている。また指導した生徒の中からはプロの演奏家や中国のコンクール入賞者も多く育っている。

工房・琴師紹介
ページの先頭へ
中国の首都・北京。その郊外にある小さな工房で、熟練の職人たちによって生み出される。